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サルナート(Sarnath)
交通手段 |
飛行機 |
飛んでいません。 |
バス |
ベナレスから約25分。 |
鉄道 |
分かりません。 |
ヒンドゥー教の聖地ベナレスから北東に約10kmのところにある町です。あまり有名な地ではないのですが、インドのブッダ・ガヤ、クシナーガル、ネパールのルンビニと並ぶ仏教4大聖地の1つです。ブッダはここで初めて説法をしたところということもあり、世界中から仏教徒が訪れています。
朝8時頃に起きてベナレスから日帰りでサルナートに向かうことにした。まず、ベナレスのゲストハウスの近くでチャイをしてからメイン通りに出て、オート・リクシャーの運転手とサルナートまでの金額交渉を始めた。数人の運転手と交渉をし、結局Rs70(約210円)で成立した。
道がすいていたという事もあり、ベナレスから約20分くらいで到着した。けれども、「本当にここがサルナート?」というような雰囲気だった。というのも、仏教4大聖地のわりには観光客が少なく、町自体も小さく、ストゥーパ(仏塔)が1つ見えるだけで、その他は岩が転がっている公園のように思えたからだ。分からない人も多いと思うが、奈良にある平城旧跡という遺跡に似ていると思った。
観光客の少ないこのサルナートに一際目立つ団体観光客がいた。近寄ってみると50人くらいの日本人観光客だった。1人のおじさんに話しかけてみると「こんなところに日本人がいるの?」という表情をしながら旅行内容を話してくれた。彼らは奈良にいた仏教で有名な薬師寺の高田好胤氏の没後何周年かの記念で、仏教4大聖地をまわる旅行中だった。ルンビニ〜クシナーガル〜サルナート、そして最後にブッダ・ガヤへ向かうという僕らと逆の順番で観光をしているのだった。その中でもルンビニがとても良かったと言っていたのでネパールが楽しみになった。
ベナレスは活気と猥雑に満ち溢れ、じっとはしていることのできない町だったが、ここサルナートは自然がいっぱいなので逆にのんびりとずっと座っていたかった。この時思ったのだが、インドという国は「インドにハマって何度も訪れる旅行者」と「もう二度と訪れたくないという旅行者」の二つに分かれる。おそらく前者はこの猥雑と自然のギャップにインドという国に魅力を感じる人なのだと思う。
夕方頃、オート・リクシャーでベナレスに戻ることにした。また慌しい町ベナレスに着くとそこはそこでなぜか居心地がいいのだ。
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