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カジュラホ(Khajuraho)
交通手段 |
飛行機 |
デリーから約2時間。 |
バス |
サトナから約4時間 |
鉄道 |
走ってません。 |
カジュラホの寺院群は1986年世界遺産に「カジュラホの建造物群」という名前で登録されました。ここはヒンドゥー教寺院なのだがその外壁がエロティックな彫刻で埋められているということで有名になっている。そのため、小さな長閑な村なのだが観光客が多く、空港やホテルもできており、長期滞在する人も多くいます。
キセルで捕まったが(詳しくはサーンチー編で)、無事ジャンシーへ到着した。直接カジュラホに向かう列車はなく、ここからバスに乗り換えなければいけなかった。駅前にはバスターミナルがなく、ジャンシーという町は見所もないのでガイドブックにも載っておらず、現地の人にバスターミナルまで案内してもらった。
バスターミナルに到着するとすぐにチケット売り場に行き、カジュラホ行きのチケットを購入したのだが出発は1時間後。それまでバスターミナルの周りをウロウロしたり、カレーを食べたりしていた。出発間近になると、屋台でバナナと水を買い、バスに乗り込んだ。バスのシートは破れていたり、汚れていたり、決してきれいとは言えないものだったが、バス内は空席が結構あったのでゆっくりすることができた。
バスが出発するとすぐに眠りについたのだが、バス停のたびに現地人が乗り込んでくるので徐々に満席になっていった。途中で1回休憩はあったが、4時間半バスを乗り続け、夜9時頃ようやく終点までやってきた。終点のバスターミナルは現地の人ばかりで観光客はほとんどおらず、カジュラホには着いていないようだった。現地の人に聞いてみると「ここから車で30分くらいかかるが、もう夜遅いからバスはないよ。この辺りで泊まるかタクシーで行くしかないよ。」と言われた。せっかく近くまで来ているのだから今日中にカジュラホまで行ってしまうことに決めた。
リクシャーと料金交渉をすることにした。その中でも15歳くらいの少年のリクシャーが1番安かったので彼のリクシャーに乗り、カジュラホに向けて出発した。
リクシャーは森の中へ入って行き、途中で停めた。彼は「ちょっと待ってて!」と言って一軒の家の中へ入っていった。どうやら彼の家らしく、カジュラホまで遠いからか弟を連れて来た。運転席に兄弟2人で座り、再出発をした。しばらくすると少年らはインドミュージックをカセットテープで聞き始めたので、僕らは日本から持ってきたジャパニーズポップをかけてもらうことにした。日本を出て3週間くらい経っていたので少し懐かしい感じがした。
30分くらい走るとカジュラホ村に到着した。夜も遅かったのでガイドブックに載っている「Hotel
Jain」へ向かってもらうことにした。ガイドブックによると、人気が高く、とても安い!行ってみると夜遅いにもかかわらず、親切に対応をしてくれ、3人でRs100(約300円)で泊めてもらうことになった。宿も決まり、一服すると急におなかがすいてきたので外に出て屋台を探してみることにした。
夜の10時近かったので、開いている屋台もなく、カジュラホ村をウロウロしているとバイクに乗ったインド人が声をかけてきた。僕らは「飯を食べたい!」と伝えると250ccくらいのバイクに僕らを乗せてくれて少し離れた地元の人しか行かないような屋台へ連れて行ってくれた。バイクに4人乗りはとても危険だったが、あまりにも親切にしてくれるのでお言葉に甘えて乗せてもらった。あまりの親切さに不気味さも感じたのだが・・・。
翌朝、疲れからか熟睡することができ、朝9時くらいまで寝てしまった。朝食はホテルの屋上で食べることができ、眺めもよく、のんびり食べることができた(右上の写真)。食べたのはストロベリーワッフルとチャイ。10時くらいになり、カジュラホの建造物群を見学しにいくことにした。西の建造物群の入り口までホテルから歩いて5分くらいと近く、世界遺産ということもあり観光客でにぎわっていた。
6つの寺院がある西の建造物群1番広く、見応えがあった。寺院の1つ1つは離れていてたのだが、寺院と寺院の間は庭園のように芝生などが手入れされており、とてもきれいで、なかには寝転がっている観光客もいた。
どれがエロティック彫刻なのかと見てまわったのだが、すべてにそのような彫刻があるのではなかったのだ。1番はっきり彫刻が見えたのはカンダリヤー・マハーデーヴァ寺院だ。これまで見てきたヒンドゥー教寺院は、ヒンドゥーの神々の彫刻やそのまわりを細かい彫刻で飾っているものが多かった。けれどもカジュラホの彫刻はそれまで見てきたヒンドゥー教寺院を覆すようなエロティック彫刻に驚いた。
西の寺院群を約1時間30分くらい見てまわった。その後は自転車をRs20(約60円)を借りることにした。東や南の寺院群をまわったり、絵葉書を出しに郵便局に行ったりしてカジュラホの村をすみずみまで探索した。村の中心部から少し離れるだけで田畑が一面に広がっていたり、道は全く舗装されておらずガタガタだった。
夕方4時頃、村を一通り見たので自転車を返しに西の寺院群前に戻ってきた。あまり休憩をせずに村をまわっていたのでレンタサイクル屋の近くにあるレストランで休憩をすることにした。パンケーキを食べながらチャイを2杯飲み、そこからみんな自由行動をすることにした。自由行動といっても小さな村なのでそれぞれお土産を買ったり、ホテルに戻って寝る友人もいた。
夜6時頃、みんな部屋に集合し、晩御飯を食べに行くことにした。どこで食べようかとガイドブックを見ていると日本料理屋「さくら」という文字が目に飛び込んできた。日本を離れてこの日で16日目。毎食カレーを食べているからか、僕だけでなくみんな日本食が少し恋しくなっていたので食べに行くことにした。ホテルを出るとインド人が流暢な日本語で話しかけてきた。またかと思ったが、インドでこんなに流暢に日本語を話す人は珍しく、話をしながら歩いているとレストランまでついてきた。
レストランの入り口には誰が書いたのか日本語の看板がある。2階に上がっていくとテーブルが5つあるくらいの店だった。メニューも日本語で書いており、ラーメンとお好み焼きと漬物を食べた。値段も1品Rs40(約120円)程度と非常に安い割りになかなかおいしかった。ホテルからついてきたインド人も自分のお金で注文して食べていた。彼の兄は日本に住んでいて、彼自身も日本に行ったことがあるらしくそれで日本語が上手だったのだ。(右上の写真)
最終日朝6時に起き、ホテルの屋上で朝食を食べ、次の目的地に行くためにカジュラホのバスターミナルに向かった。前もって7:30出発のサトナ行きのバスチケットを持っていたのでお菓子やジュースなどを買い込んでバスに乗り込んだ。けれどもカジュラホからサトナまでの道はとても悪く、震度6の地震が続いているかのようにガタガタ道だった。なんとそれが4時間も続くのだ・・・。それでも旅に慣れたからか眠ることができた。我ながらすごいと思った・・・。
4時間後、無事バス酔いすることなくサトナに到着した。すぐに次の目的地ガヤ行きの列車のチケットを買うためにサトナ駅へ向かった。昼の12時頃というのにこの日のガヤ行きのチケットは売り切れ!仕方なく翌朝もう1度チケットを買いに来ることにした。
サトナは小さな町で特に見所がないため、昼からは町をブラブラするくらいしかなかった。ホテルを探しても観光地ではないので数が少なく、英語もあまり通じない。御飯を食べたり、果物ジュースを飲んだりして早めにホテルに戻った。翌日はなんとしてもチケットを取らなければいけなかったので、早めに寝ることにした。続きはガヤ編で・・・。
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