ホーチミン(Ho Chi Minh)
ホーチミンはベトナム最大の都市だが、首都ではありません。フランスの植民地時代にはサイゴンと呼ばれていた。ホーチミンには外資系の会社がたくさん進出しており、ビル建設など急成長している都市です。1番上の写真はホーチミン市内の様子です。 僕らがホーチミンにあるタンソンニャット国際空港に着いたのは夜の9時頃。もちろん、泊まるところなど予約しておらず、安宿街で有名なファングーラオ通りに行くつもりでいた。空港からはタクシーに乗り、町に出るとバイクに乗った2人乗りの少年たちが国旗を振りまわしていたり、火のついた棒を振りまわしていたりしており、「ヤバそうな国に来てしまった!」と思った。後から聞いた話によると、ベトナムがマレーシアにサッカーで勝ったため、興奮した市民があのような騒ぎにしていたらしい。ファングーラオ通り周辺でタクシーを下ろしてもらったのだが、少年たちのことを思い出すと怖くて町をうろつけなかったので、少し値段が高かったが、タクシーの運転手が紹介するゲストハウス(1人8ドル)に泊まることにした。結構高かったが部屋はきれくて、トイレ・シャワー・TV付きだったが、ゴキブリが所々で歩いているという少し気持ち悪いゲストハウスたった。 翌朝、ベトナム人が朝ご飯でよく食べるフォーを食べた。その他にも、生春巻きなどいくつかのベトナム料理を食べたが何を食べてもおいしくて値段も安かった。僕はベトナムに来るまでに8ヶ国を訪れていたが、料理は1番おいしい国だ。夜行列車に乗ると晩ご飯がついてくるのだが、これもまたうまい! 僕らがまず、ベトナムの観光名所の中で最も有名な戦争証跡博物館へ向かった。ここは奇形胎児がホルマリン漬けにされており、ベトナム戦争に使われた枯葉剤の悲惨さが分かる。その他にも戦車や戦闘機(左上の写真)なども展示されている。思ったよりも狭く、観光客も少なかった。 次に向かったのが統一会堂。ここは南ベトナム時代の大統領官邸で、この地でベトナム戦争は終結したのです(左の写真)。さすがに中は豪華で、広い応接室や宴会室、ダンスホールなどがあり、地下にはベトナム戦争で使った軍事施設がそのまま残っている。統一会堂は入場料が4ドルと少しベトナムにしては高いが、日本人にはちゃんと日本語がしゃべることのできるガイドが案内してくれてとても分かりやすかった。たまたま僕らが来た時には、「FOSTER BEER」が入場者に配られ昼間から酔っぱらっていた。 僕らがホーチミン滞在中ずっと泊まっていたのが、ファングーラオ通りにある「Guest House 41 Bui Vien」というところで、1泊3人で10ドルと良心的な価格で、とても親切な従業員だった。夕方には必ず、コーヒーやフルーツを持ってきてくれるし、夜はベトナムのゲームで一緒に遊んだりもした。部屋にシャワー・トイレがついているし、シャワーは熱いくらいのお湯が出る。左下の写真がこのゲストハウスの人たちとの写真です。 他に行ったと言えば、ベンタイン市場。ここはとても広く、お土産物屋などたくさんの店が集まっているので、僕らもお土産を買いに行った。観光客がよく来るということもあり、店員は日本語をしゃべるのでうるさかった。例えば、「コレ ヤスイ」「ナンデ カワナイ?」など言ってずっとついてくる。客引きは厄介だが、歩いているだけでも面白いところだ。僕はここでノンラー(麦わら帽子みたいやつ)、ベトナムコーヒー(日本のコーヒーよりうまい!)、ジャスミンティー(ベトナムの食後に必ず出してくれます。)などを買った。 カンボジア大使館にも行きました。僕らの次の目的地はカンボジアだったので、ビザを午前中に申請し、午後にはできあがった。すぐに取得できるのだが1つ問題が出てくることがある。僕らが飛行機でホーチミンから出国するのであれば問題はないのだが、陸路で出国するつもりだったのである問題が生じてくる。それは、ビザには「国際空港から出国」と記述されているので、それを陸路の出国地「モックバイ」という町の名前へベトナム政府に変更してもらわなければいけないのだ。この変更でさらに1日かかってしまった。なかなかややこしい話なのだが・・・。僕らは出国地の変更後、ホーチミンにある日本領事館を訪れ、「カンボジアの現在の情勢」「陸路での国境越えは安全か?」などを聞きに行ったのだが、面倒くさそうに「大丈夫!」の一言で終わり。この時、カンボジアは選挙前でちょっと危険じゃないかという話があったので確認をしたかったのだが、そのこと自体、日本領事館担当者は分かっていなかった様子だった。領事館も忙しいのか知らないが、もっと話を聞いてくれてもいいものだと思う。 その夜(出発前日)、ファングーラオ通りでご飯を食べていると、陸路でカンボジアから帰ってきた日本人に会ったので話を聞いてると、「陸路では検問が何ヶ所もあり、賄賂を要求される。相場は5ドル!朝は早いほうがいいよ。」と聞き、ゲストハウスに帰ってみんなポケットに5ドルずつ入れて明日の出発に備えた。フォングーラオ通りで翌日カンボジアに向かう日本人がいたので、一緒に陸路でカンボジアへ向かうことにした。翌日、朝5時にタクシーをチャータして出発!続きは「カンボジア編で」