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ギザ(Giza)
交通手段 |
飛行機 |
飛んでいません。 |
バス |
カイロから約30分。 |
鉄道 |
カイロのらか約30分。 |
ギザという街の名前を知っている人はあまりいないかもしれません。けれども、ここにはあの有名なピラミッドとスフィンクスがある街なのです。スフィンクスは1体、ピラミッドはクフ王・カフラー王・メンカフラー王の3つが1979年「メンフィス周辺のピラミッド地帯」という名前で世界遺産に登録されている。近年、スフィンクス・ピラミッドが風化してきており、風化するまでに1度見ようと多くの観光客が訪れています。
カイロで知り合った日本人と5人でタクシーを使ってギザへ向かうことになった。タクシーは5人も乗るということでとても狭く、運転手はクラクションを鳴らしながら猛スピードでギザに向かったので、通常では30分かかるところを20分くらいで到着することができた。タクシー代は1人5£という約束でここまでやってきたのだが、到着すると5ドルと言いだしたのでもめることになった。5分くらいもめていると別のエジプト人が仲介に入ってきてくれたので、結局5£で決着がついた。
タクシーを降りてから入り口まで行くと、目の前にスフィンクス・ピラミッドがならんでいた。早速10£(300円)を払い中に入ることにした。目の前にはスフィンクスとピラミッドが3つならんでいて、あまりにも素晴らしい景色だったので記念撮影を撮った(1番上の写真)。僕らの入った入り口は正面ではなく裏口だったので、観光客は少なく、写真もゆっくり撮影することができた。ピラミッドと聞くと「砂漠に囲まれて・・・。」というイメージを持つ人が多いと思うが、観光客が歩く所はすべてアスファルト舗装させている。
まず最初に見たのが、1番手前にあったスフィンクス(左上の写真)。思っていたよりも少し小さかったが、新聞等で知っていた通り、風化が激しく、スフィンクスの顔の凹凸や体の輪郭などが分かりにくくなっていた。そのせいもあり、写真には写っていないのだが、土台の部分から修復工事が始まっていた。紀元前のものがこの状態で今まで残っていたのだから、風化という自然現象は仕方がないと思う。
次に向かったのがクフ王のピラミッドだ(右の写真)。このピラミッドは本来146mの高さがあったのだが、頂上部が削れたということもあり、現在137mになっている。けれども3つのピラミッドの中で1番大きい。僕らはスフィンクスからクフ王のピラミッドまで近く、ゆっくり歩いていたのだが、たった800mにかかわらず暑くてものすごく遠く感じた。ピラミッドは段になって積み上げられているのだが、1段1段が思っていたよりも高く(左下の写真)、真下まで行くとピラミッドの大きさに圧倒される。ピラミッドの中に10£(約300円)で入ることができるので入ることにした。中は照明があるのだが光が差し込んでくる所がないので薄暗く、そのため湿気が多い。また、太陽の照りつけがないので意外と涼しいのだが、重い荷物を背負い、混雑した狭い通路を歩いていかなければならないのでかなりしんどく、滝のように汗が流れ出てくる。帰りの道のりを考えると少し憂鬱になる・・・。
クフ王のピラミッドを出ると昼になっており、気温はエジプトの夏ということもあり、おそらく40℃近くまで上がっていたと思う。持っていたペットボトルの水が熱くて飲むことのできない状態にまでなっていた。そうすると、ロバに乗った少年が近づいてきて、冷たいジュースや水を売りに来るのだ。値段は町で売っている金額の10倍近い金額なのだ。飲みたいという欲に負けてしまいそうになったが、お金がないということもあり、熱い水を飲みながら我慢したのだ。
次のピラミッドはカフラー王のピラミッドなのだが、これまたでかい!右下の写真に写っているピラミッドだが、このピラミッドは1番保存状態がいいらしく、エジプトで最も美しいピラミッドと言われているらしいが、僕にはどこがどう美しいのか分からなかった。ここも10£(約300円)で中に入ることができたのだが、クフ王と違って人が少なく、通路もかなり広くなっていた。後々聞いた話によると、クフ王のピラミッドの方が有名なので、ツアー客はクフ王しか観光しないから混雑していたらしいのだ。
最後に向かったのだがメンカウラー王のピラミッドだ。これまた遠く、大きさが他2つに比べてかなり小さいので一瞬「もう見なくていいわ。」と思ったが、最後の1つなのでみんなかなり疲れていたが向かうことにした。ところが、修復のため中に入ることができなかった。どうりで僕ら以外に観光客がいないわけだ・・・。仕方なく、歩いてきた道を戻るのではなく、砂漠を横断してタクシー乗り場に向かった。
エジプト行きが決まった時、「砂漠の砂を持って帰りたい!」と思い、ワンカップ大関のビンをわざわざ持ってきていたのだ。やっとそのチャンスがきたので、そのビンに砂漠の砂を入れ持って帰ったのだ。ものすごくうれしかったのだが、帰りの関西国際空港の税関で止められ、「土は持って帰ってはいけないので没収します!」と言われたのだ。せっかく3週間の旅の間ずっと持ち続けていたのに「そんなアホな!」と思い、交渉の末、無事家まで持って帰ることができた。意外と何とかなるものだ・・・。
タクシー乗り場から1人4£(約120円)でカイロ市内のタハリール広場まで戻ってきた。全員かなり疲れていたので、ファーストフードの店で1時間くらい休憩し、それからホテル探しを始めたのだ。
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メンカウラー王のピラミッド |
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カフラー王ピラミッドの中 |
ピラミッドの通路 |
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