無料-
出会い-
花-
キャッシング
ブッダ・ガヤ(Buddha Gaya)
交通手段 |
飛行機 |
飛んでいません。 |
バス |
分かりません。 |
鉄道 |
カルカッタから約8時間。 |
ブッダ・ガヤは菩提樹の下で瞑想を続けたブッダがついに覚りを得たところであり、仏教徒にとっては最高の聖地として有名である。そのため、東南アジアや日本から来た仏教徒たち、仏教を支えに生きるチベット人、また仏教に関心がある欧米人などたくさんの観光客が訪れる村です。
カジュラホからの続きなのだが、朝7:30に起き、サトナ駅へ向かった。朝早いというのに列車のチケット売り場はすでに行列。その行列にならび、ようやく買うことのできたチケットは夕方5時15分の列車でファーストクラス。金額はRs675(約2000円)と高かったが、日程的にもう1日延ばすことは難しかったので仕方なく購入したのだ。
夕方までホテルで寝て、列車が到着時刻に合わせて駅へ向かった。けれども時間になっても列車がこないのだ。インドの列車はいつも遅れるので何の心配もせず、駅の構内で屋台がでてるので、そこでチャイを飲んだりカレーを食べたりした。その食べた中で卵オムレツがあった。食べると何かおかしな味がしたので、同じ物を食べてる友達に「味はおかしくない?」と聞いたのだが「おかしくない」という返事だった。気にはなったが、おなかがすいていたので我慢して食べた。これが後々大変なことになってしまうのだ。
列車が到着したのは夜の10時。結局5時間も遅れてきたのだ。列車はファーストクラスなので4人で1つの個室になっており、またベッドも他のクラスに比べて広かった。列車に乗り込んですぐの頃は、写真を撮ったりしてはしゃいでいたのだが、列車を待ちくたびれていたということもあり、夜中11時すぎにはみんな眠りについた。右上の写真は寝る前に撮ったのだが、顔色が少し悪いような・・・。
ところが僕は12時頃目が覚め、自分の体調がおかしいことに気が付いた。数分すれば吐き気と下痢をもよおし、すぐにトイレに駆け込んだ。薬を飲んでも吐き気や下痢は治まらず、次第に出るものも出なくなってきた。トイレは汚く、便器にはう○こがついているのでそれをみるとさらに吐き気をもよおす。何か変なものでも食べたのかと思い返すと、駅で食べた卵オムレツを思い出した。どうやらあれが原因らしい・・・。結局朝8時頃までトイレとベッドの往復だった。
予定より6時間遅れの昼12時にガヤ駅に到着した。相変わらずの体調の悪さ、寝不足でかなりしんどかった。けれども、この日のうちにベナレスへ向かいたかったので夜8時のチケットを取ることにした。残念ながらSleeper
Class(寝台)は満席で取ることができず、1番安い2nd Classのチケットを取った。ガヤ駅からブッダ・ガヤまでリクシャーに乗り、Rs70(約210円)で向かった。ブッダ・ガヤは仏教の聖地ということで観光客が多く、小さな村にかかわらずとてもにぎやかに思えた。
まず1番有名なマハーボーディ寺院へ向かった。ここはブッダが覚りを得た高さ52mの塔で、履物を脱がないと中に入ることができない。左の写真では分かりにくいのだが、中に入るとブッダの像が数種類の色のレーザー光に照らされ、その前でみんな手を合わせて拝んでいる。他の宗教信者からすれば異様に思えるかもしれない。僕らはもちろん仏教徒なので手を合わせて拝んでいたのだが、レーザー光などを近代的なもので飾られており少し残念だった。紀元前から続いている建造物なのに・・・。
マハーボーディ寺院のまわりにはその他にも見所がある。1つは蓮池でブッダが沐浴をしていたと言われている。池は広く、緑色で濁っていた。もう1つの見所は菩提樹という樹だ。この樹の下で深い瞑想に入り、覚りを得たのだ。この樹の下には柵がされており、誰もブッダが座っていた場所に座れなくなっている。けれども菩提樹のまわりには仏教を信仰している東洋人、チベット仏教を信仰しているネパール人、そして観光客がこの地を訪れて仏教の魅力に引き込まれてしまった西洋人が座禅を組んでいる。何か不思議な光景に思えた。
その他にもリクシャーを使って日本寺など各国の寺をいくつかを訪れたのだが、食あたりで体調が思わしくないのでマハーボーディ寺院近くまで戻り、レストランで休憩をすることにした。僕だけレストランに残り、みんなはもう1度寺院の見学に行った。僕はチャイを飲んだり、寝不足だったので昼寝をした。
夕方5時に僕が待っていたレストランで待ち合わせして、晩御飯のカレーを食べてからガヤ駅へ戻ることにした。僕はもちろん食欲がなく、何杯もチャイを飲んでいた。駅に戻っても僕は体調が悪く、列車が到着するまでベンチで横になっていた。僕がベンチで横になっている間、友人2人は駅員と交渉をしてくれ、Sleeper
Class(寝台)を2席取ってくれたのだ。
そのまま列車に乗り込んだのだが、友人は寝台2席のうち1席を僕に譲ってくれ、残り1席を友人2人で寝てくれたのだ。いや〜、本当にいい友人を持ったものだ。約5時間のベナレスまでの移動だったのだが、友人たちのおかげで体調も回復することができた。
午前3時頃、僕がインドで最も行きたかったベナレス駅に到着した。ベナレス編に続く・・・。
[PR]動画