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カイロ(Cairo)
交通手段 |
飛行機 |
日本から約20時間 |
バス |
カイロ空港から約30分 |
鉄道 |
アレキサンドリアから約4時間。 |
エジプトの玄関口にもなっている首都カイロ。1979年に「イスラム都市カイロ」という名で世界遺産に登録されている。世界遺産に登録されている名のとおり、エジプト人口の9割はイスラム教徒だそうです。ギザのピラミッド、アスワン-ハイダム、アブシンベル神殿などなどを見る観光客は必ずカイロを訪れるので、意外と発展している町です。
ギリシアのアテネからエジプト航空に乗って夜中の12時頃に到着した。エジプトは空港でビザを取得することができるので両替カウンターへ向かうことにした。両替と同時にビザを15ドルで購入し、ビザは切手のようなものだったのでパスポートに貼り付け、無事入国することができた。無事入国することができたのだが、その時には夜中1時を回っていた。空港のトイレへ行くと、トイレの清掃員が後からついてきて、水を出したりなんらかのサービスを勝手に行い、「バクシーシ、バクシーシ!(チップ)」と行って追いかけてくる。この時間から市内に出るのも危険だし、空港にいると「バクシーシ」ばっかりで厄介だし、どっちにしようか迷ったのだが、疲れていたので頑張って市内へバスで向かうことにした。
空港のバス乗り場に向かうと深夜1時を回っているにもかかわらず、市内行きのバスは超満員!道は混んでいなかったのだが、人の乗り降りに時間がかかり、市内の中心部にあるタハリール広場まで約1時間くらいかかった。泊まるところはガイドブックに載っている「サファリ・ホテル」というところに決めた。けれども、満室で泊まることができなかったので、同じビルの4階にある「ベニス・ホテル」に100£で泊まることにした(1人約300円)。部屋は汚く、ドミトリー部屋だったが、と疲れていたので気にせずそのまま眠ることにした。
朝、目が覚めると何か体がいつもと違うことに気づいた。何かなと考えてみると、腕や足がかゆい!よく見てみると、80箇所くらい蚊に刺されたあとがあった。「エジプトでマラリアにかかるのかもしれない!」という不安に襲われたが、今からではどうしようもないので、体調が悪くなってから考えることにした。朝9時頃にチェックアウトをし、タハリール広場近くにあるナイルヒルトンという高級ホテルに向かった。なぜ、ホテルに来たのかというと「涼しいから!」という理由だけ。ヒルトンで涼んでいると、2人組みの日本人に会った。彼らはルクソールからバスで12時間かけて帰ってきたらしく、僕らもルクソールへ行く予定があったので話を聞こうと思っていた。けれども、彼らはルクソール行きの鉄道は1週間後しかチケットが取れず、バスも3日後しか取れないという返事だった。僕らの滞在日数は6日間なので、ルクソール行きを諦めることにした。
とりあえずヒルトンで会った日本人2人と一緒にエジプト航空のオフィスへ行くことにした。そこで必ずやらなければいけないリコンファーム(予約の再確認)をした。リコンファームはすぐに終わり、彼らと一緒にエジプトのメインイベントであるギザへピラミッドを見に行くことにした。続きは「ギザ」編で・・・。
ギザからタクシーでタハリール広場に戻ってきたが、すごい疲れていたのでファーストフード店でコーラーを飲みながら一服することにした。ホテルはまだ決まっていなかったので彼らが泊まっているホテルに泊まることにした。少し料金は高かったが、やはり部屋はきれいで、湯船につかることができた。せっかくきれいホテルに泊まっているので、洗濯もした。
夜、カイロ市内をブラブラしていたのだが、時間が遅くなるにつれ、タハリール広場にエジプト人が集まってくるのだ。夜の11時くらいまでいたのだが、多くのエジプト人が広場でしゃべっていたり、遊んでいたりしている。僕らの予想では、「昼間は暑いので寝ていて、涼しい夜に遊ぶのだろう・・・」 違うかな?
翌日、ナイルヒルトンで両替をし、グランドホテルという中級ホテルに泊まることにし、荷物が重いので先にチェックインすることにした。1泊65£(約2000円)だったが、部屋はエアコン・テレビ・風呂・トイレ・付きという過ごしやすい部屋だ。しかも朝食付き!!部屋のテレビをつけると「セーラームーン」がやっていた。吹き替えは登場人物をすべて1人でやっているので誰が何をしゃべってるのか分からないが、知っている番組だけにとりあえず最後まで見てしまった。
昼ご飯はエジプト料理で有名なコシャリを2£(約60円)食べた。プラスチックの入れ物にご飯に何か分からないものがごちゃまぜになっていて、猫マンマみたいだった。味は決しておいしくもなく、まずくもなく・・・っていう感じです。店員は愛想が悪く、写真を撮ってもらったのだが嫌々撮っている感じだった(左上の写真)。晩ご飯はパンにロースビーフを挟んだもの(中近東ではドネル・ケバブと言われている)を1.25£(約40円)で食べたり、デザートにアイスを食べたりした。この日は一日中、街をウロウロしたり、何かを食べたりするだけだった。
4日目、朝食を食べ(パン3つ・チーズ1つ・ジュース・紅茶)、エジプト考古学博物館へ向かった。右の写真が博物館正面で、なかなかきれいな建物だった。カイロ市内の一番の見所ということもあり、すごい人だった。入館料が10£(約30円)、ミイラ室料20£(約60円)。ガイドブックには博物館をずべて見るのには丸1日かかると書いているとおり、1フロアが本当に広く、結局僕ら一通り見るだけで3時間かかった。同じような彫刻ばっかり並んでおり、凡人の僕にとってはほとんど同じように見えてしまう。けれども、ミイラ室は印象的だった。今までは写真でしかミイラというものを見たことがなかったのだが、実際に見ると衝撃的な印象を受ける。
博物館内を歩いていると警察官がたくさんいる。特にツタンカーメンの部屋は厳重で、ツタンカーメンの写真をとってもいいのだが、フラッシュをたくとフィルムが没収されるのだ。そのため、警察官は目を光らせている。けれども、エジプト人警察官は日本人に興味があるのか分からないが、覚えたての日本語でしゃべりかけてきたり、ツタンカーメンの前で写真を撮ってくれたり、とても親切だった。覚えたての日本語とは「がんばりましょう!」「木村拓也」などなどの単語を並べて、別れ際に「さらばじゃ!」というパターンだ。
その次に向かったのはナイル川(右下の写真)。僕は大学で地理学を専攻していたので、世界一長いナイル川にはとても興味があったからだ。川は世界一長いということもあり、流れがあるのかないのか分からないくらい緩やかな流れだった。その後、ドネル・ケバブを1£(約30円)やアエーシ・バラティという餃子の味がするものを0.45£(約13円)などを食べ、ホテルに戻った。
5日目、ハーン・ハリーリーへ向かった。ホテルから2kmくらいの距離はあったが、汗だくになりながら歩いて行った。ハーン・ハリーリーにはバザールがあるため、お土産を買ったり、いろいろな店をのぞいたりしたかったからだ。日本人観光客が多いのだと思うが、日本語で話しかけてくるエジプト人がたくさんいた。世界最古の紙パピルスやパピルスを使ったしおりなどのお土産を買い、友人はガラべーヤ(1番上の写真の服)を買った。
その次にハーン・ハリーリから3km歩いてムハンメド・アリ・モスクへ向かった(左下の写真)。入場料は10£(約300円)で靴を脱がなければ中に入れなかった。モスク内は天井が高く、床はとてもきれかった。モスクは高台にあるので街全体を眺めることができた。街は土壁の建物が多く、少し離れたところに軍事基地も見ることができた。この日もドネル・ケバブを1£(約30円)やアエーシ・バラティを食べてホテルに戻った。
6日目、友人の1人が食あたりなのか風邪なのか分からないが、全然元気がなく、1日部屋でゆっくりすることになった。TVを見たり、街をうろついたり、電話をかけに行ったりなどゆっくりした。夕食はマクドナルドでtake
outし、ホテルで一緒に食べることにした。夕方くらいになると元気がない友達も回復してきてるようだった。
最終日、朝6:30に起き空港へ向かうためホテルの前でタクシーをつかまえた。ひとり5£(150円)で空港まで行ってもらい、時間どおり空港に着くことができた。予定通りチェックインできたのだが、30分出発が遅れるとエジプト航空のカウンターで言われた。さらに出発時刻表を見ると、2時間遅れるという表示に変わっていた。僕らは現地のお金をすべて使い切って空港内に入ったため、ジュースや食べ物も買うことができず困った事態になってしまった。飛行機はさらに1時間遅れ、2時間遅れ、結局本来の出発時刻より6時間も遅れたのだ。その間に航空会社からでた物はジュース1本だけ!
飛行機には団体日本人旅行客が20人くらいが乗っており、ツアーの日程が大幅に狂ったということもあり、添乗員さんは大変そうだった。飛行機の中では「6時間も待ったのだからビールをいっぱい飲んでやろう!」と思い、スチュワーデスにビールを注文した。けれども、でてきたビールは常温のビールだ。エジプトではビールを常温で飲んだり、氷を入れて冷やして飲んだりするからだ。飛行機の中までも同じにするな・・・と思ったけれどもどうしようない。仕方なく氷を入れて飲むしかなかった。それなら映画でも見ようと思いテレビを見ると映されているのは映画ではなく、日本でいう「いたずらウオッチング」「ドッキリカメラ」みたいなものだった。僕らからすれば全然面白くもないのだが、エジプト人は爆笑!前の人の座席を叩いて笑っているのだ。お陰で眠ることもできずアテネ空港に到着したのだ。続きはギリシアのロドス編で・・・。
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軍事基地 |
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ムハンメド・アリ・モスク内 |
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