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ベナレス(Varanasi)
交通手段 |
飛行機 |
デリーから約1時間15分 |
バス |
分かりません。 |
鉄道 |
デリーから約10時間。 |
ベナレスはヒンドゥー教の聖地として有名だ。この町にはガンジス河(現地ではガンガーと言う)が流れており、ガンジス河の聖なる水で沐浴をすれば、すべての罪は浄められ、ここで死に、遺灰がガンジス河に流されれば、輪廻からの解脱を得るというのです。そのため、ヒンドゥー教徒はこの地に年間100万人巡礼が訪れ、その中にはここで死ぬのを目的としている人さえいるらしい。
ブッダ・ガヤから列車に乗り、夜中3時にベナレスの駅に着いた。中途半端な時間でホテルを自分たちの足で探すのは億劫だったので、ガイドブックに載っている「Old Yogi Lodge」というゲストハウスにリキシャーで向かうことにした。料金は3人でRs150(約450円)。トリプルの部屋がなかったので、シングルとダブルを1部屋ずつ使うことにした。
朝6時頃にみんな起きた。僕よりもみんなは列車で眠れなくてかなり疲れていたと思うが、ガンジス河に沐浴場(ガート)を見に行きたかったからだ。ガンジス河でボートに乗り、河側からガートを眺めた。朝早いにもかかわらず、多くの人が沐浴をしに来ている。またそれだけでなく、僕らのようにガートを見に来る観光客もたくさん来ていた。1時間ボートに乗っていたのだが、沐浴という不思議な風景を見るということに全く飽きなかった。ボートに乗っていると白い物体がプカプカ浮いているのに気づいた。よく見てみるとなんと牛の死骸だった。ヒンドゥー教徒にとっては牛は聖なる動物であるため、死んだときは聖なる水に流すということで牛をそのままガンジス河に流したのだろう・・・。
ガートを見た後、ガンジス河周辺で朝食を食べ、1度ゲストハウスに戻った。「Old Yogi Lodge」はガンジス河から歩いて10分くらいかかり、少し遠かったのでガンジス河沿いにある「Puja Guest House」というところに移ることにした。けれどもベナレスの街は細い道が入り組んでおり、自分がどこを歩いているのか分からなくなるくらいだ。もちろん地図なんて使えない。町を歩いている現地の人に聞いてみると連れて行ってくれた。このゲストハウスは有名のようで、現地の人の後をついて細い路地を歩いていると壁のいたる所に「Puja Guest House」の文字と矢印が書いているのだ。ゲストハウスは結構きれいで、1泊Rs175(約525円)で割と安く2泊することにした。部屋に入ると朝早かったというのもあり、1時間ほど昼寝をした。
目を覚ますと少しベナレスの町を歩くことにした。ベナレスの町は本で読んでいたとおり細い路地が入り組んでおり、その路地にはいろいろな店があり、活気にあふれていた。少し歩いてはどこにでもあるチャイ屋で休憩をし、さらに歩いては絵葉書などを買ったりした。町の中には右の写真のようにヒンドゥー教の聖なる動物とされている牛が寝転んでいたり、便をしていたりしている。
ベナレスには他に見所はないのだが、ベナレスという町に僕らは翻弄されていた。町にはヒンドゥー教の信者が溢れ、ガートでは沐浴をしている人がおり、その近くでは火葬場があったりもする。また、路地に入ると小さい店や子供、乞食、牛、またその排泄物などがある。この町では当たり前のことなのだが、初めてこの町にきた僕らにとってはどれをとっても衝撃的に思えた。まるでタイムスリップしたかのようだった。
日本に住んでいる僕らにとってはとても生活をしにくい環境のように思えるかもしれないのだが、それが不思議なことに2日もすれば居心地が良くなってくる。日程の関係もあり、僕らはネパールに向けて出発をしなければならなくなってしまった。3泊4日と短い滞在だったが、もう1度訪れたい町になった。
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ボートの上でガートをバックに記念撮影 |
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ガート周辺はすごい人 |
インドのレストランにて。
バックに写っているのはインド映画の看板! |
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ガートにいたインド人の兄弟 |
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