時刻 |
経過 |
12:00〜17:00 |
どこから聞きつけたのかドヤドヤと人が励ましにやってくる。
なぜか姉様の友人までもがエプロン姿で「頑張りやー」と背中
をさすってくれていた。どうなってんねん。
陣痛は強まるものの間隔が長くなったりしてなかなか縮まって
くれない。もうヘトヘト。たかし氏が姉様や母様とごはん食べに
行ってる間一人で陣痛に耐えていた。波が来た時一人で叫ぶ
のもイヤなのでひたすらカーテンのチェック模様を数えていた
鬼気迫るわたくし。しかし耐えたくても声が出る。うめき声が。
痛さのあまり絶句ってのは経験したことあるけど痛くて声が
漏れるって経験はこれが初めて。ていうかこんな痛み初めて。
お尻の底から割られるようなすさまじい痛み。世間一般で言わ
れてるような「いきみたいかんじ」「いきみ逃し」なんてものは最
後まで一切感じなかった。んな事よりとにかく痛いの一言。
ほぼ30分おきにたかし氏に「ナースコールして!」と言い頻繁
に子宮口の開きをチェックしてもらう。なのにまだ5〜6cmや
と!!!(10cmにならないと産ませてくれません)
そのうえ分娩を促そうとしてるような内診で失神寸前。
だってタダでさえ死ぬほど痛いのにさらに何か入れてグリグリ
やるんですよ。陣痛×10の痛み。この時は思わず「ぎえーー
いったーーーい!!!」と大声をあげてしまった。
いたいよーーーだーれーかーたーすーけーてーーーしぬーー
ーーーーー!!!
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19:00 |
陣痛の間隔はますます伸びる。いわゆる微弱陣痛らしい。
こんな激痛やのに間隔はまだ5〜6分。
痛くて痛くて耐えれそうにもないのに陣痛と陣痛の合間のほん
の4〜5分の隙間に睡魔が襲ってきてイビキかいて寝てしま
う。それぐらい疲労困憊してたって事か。でまた陣痛で目覚め
苦しむ。の繰り返し。ベッドに横になってる方が痛みが激しくて
つらい。
なぜか陣痛室のトイレの便座の上が一番ラクでずっとトイレに
こもって便座に座っていた(汗)あの便座持って帰りたいくらい
ラブでした。
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21:00 |
母様、たかし氏母、たかし氏が交代で背中をさすってくれる。
が、そんな甘っちょろいのじゃなくて、ゲンコツでガンガン
力いっぱいたたいてくれ!!と要求。皆様思いっきり殴ってくれ
ました(涙)殴られる事で陣痛の痛みが分散される気がした。
看護婦さんがやってきて精神安定剤を投与された。陣痛が長
引きすぎて頭が興奮してるのでなかなかお産が進まないらし
い。お産ってのは心身ともにリラックスするのが一番いいとか。
もーラクになれるんなら何でもしてくれ。
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22:00 |
姉様が「見て見て!明日の式のネイルやってもらった!」と美し
い爪を見せに来てくれた。しばらく背中をさすってもらった後、
明日の式のため睡眠をとらなきゃって事で一足先に帰宅しても
らいました。
姉様にはほんと申し訳ないです。せっかく明日は主役やったの
に周囲はわたしのお産で持ちきり。母様との最後の語らいもで
きずたった一人で独身最後の夜を過ごす事になってしまいまし
た。ほんとごめんね。
ていうかなんでよりによってこの日やねん>赤さん
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23:00 |
もう耐えられません。ナースコール。「スイマセン、帝王切開し
てください」と真顔で言うと大爆笑され「ギャハハ何言ってんの
ー、大丈夫やで、あとちょっと!」とあしらわれ。
ヒー。ヘルプミー。
もう陣痛始まって何時間経ってるんやろ・・・わたしゃ死ぬよ間
違いなく。子宮口の開きはこの時点でやっと8cm。
隣のベッドに「死ぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜助けて〜〜〜〜
〜!!!」と大絶叫する新たな妊婦さんが担ぎ込まれてきた。
「痛ぁいーーーーーーーーーっ、死ぬーーー!!!はぁーー
ーー!!」とやかましい事ったら・・・
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