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アーグラー(Agra)
交通手段 |
飛行機 |
デリーから約45分 |
バス |
デリーから約5時間 |
鉄道 |
デリーから約2時間 |
アーグラはタージ・マハールで有名な街です。その他にはアーグラ城も有名ですが、その他には特に見るものはありません。けれども、世界遺産が2つもあるということもあり、外国人観光客だけでなく、インド人観光客もたくさん訪れています。街は田や畑ばかりで、とても長閑で、牛もたくさん歩いています。牛の糞は固めて乾燥させ、燃料にするらしい。インド人の知恵ですね。
朝9時頃にアーグラ・カント駅に到着した。列車から降りた時、降りる駅を間違えたのかと思うくらい田舎の駅でびっくりした。タージ・マハ-ルと言えば、インドではかなり有名なものと思っていたのだが、そのタージ・マハールがある駅がこんなに殺風景とは思いもよらなかったからだ。駅を出るといつものようにオート・リクシャの客引きが待っていたがそれを無視して、日程の関係で今日の夜行列車で出発しなければいけなかったため、列車のチケットを先にとることにした。夜の8時出発「ジャルガオン行き」Sleeper Classで予約を取ることができた。
駅からはオート・リクシャのおじさんと金額交渉をして、まず有名なタージ・マハールへ向かった。駅からは意外と遠く、2人乗りのリクシャに(人力自転車)無理やり3人乗ったのでちょっときつかった。きついのは運転手のおじさんの方ですが・・・。入場料は15Rs(約45円)で、中に入るとあまりにも美しいタージマハ-ルに本当に驚いた。ムガル帝国第5代皇帝の妃のお墓で、世界一美しいお墓として有名なタージ・マハールだが、お墓とは思えないくらい素晴らしいものだった。今から400年も前に建てられたというのに、ガイドブックに書いてあるとおり、本当に左右対称になっていた。正門をくぐると「記念写真を撮ってあげよう!」とインド人が寄ってくる。どんな写真を撮ってるのかサンプル写真を見てると、右の写真のようにつまみあげる写真を撮っていたので、僕たちも真似をして記念撮影をすることにした。ちょっと恥ずかしかったのですが・・・。
タージ・マハールの下まで歩いていくと、大理石ということもあり、靴を脱いで上がっていかなければいけなかった。どこを見てもすべて大理石でできており、靴を脱ぐということもあり、汚れていなくて真っ白で本当にきれかった。タージマハ-ルの中は写真をとることはできなかったのだが、意外と狭く、人が多くてよく見ることができなかった。タージマハールの本体まわりを歩くことができ、周囲には特に何もないが一周することにした。後側にはヤムナー河が流れており、その河の向こうには次に向かおうとしているアーグラ城が見えたのだ。霧ではっきり見えなかったのだが、それがまた幻想的に見えてきた。
1時間ほどでタージマハールを出てきて、待たせていたリクシャでアーグラ城へ向かった。アーグラ城は右の写真を見ても分かると思うが、赤い城壁でとても目立っていた。入り口付近には屋台がいっぱいでていたので、チャイ(ミルクティー)を飲んで休憩してからアーグラ城へ入ることにした。チャイをしていると観光地ということもあり、ボールペンやカメラのフィルムなどを子供が売りに来た。まだ小さい子供だったので、せっかく売りに来てくれたのだからということでボールペンを2本で20Rs(約60円)で買った。
この日はたまたまアーグラ城の入場料が無料の日だったので、無料で見学することができた。アーグラ城は16世紀中頃に築かれ、中は意外に広く、モスク・宮殿が並んでいるのだ。ヤムナー河沿いに建てられているので、こっちからも霧にかすんでタージマハールを見ることもできた。
アーグラの見所はこの2つだけだったので、駅に戻ってきた時はまだ夕方の4時だった。列車の発車時間まで4時間もあったので、近くのバザールをうろうろしたり、チャイをしたり、ターリー(カレー定食みたいなもの)を食べたり、絵葉書を書いたりして時間をつぶした。インド人は僕らがチャイ1杯に30分くらいかけて飲んでいても、特に嫌そうな表情をしないのでゆっくりすることができた。途中で停電することもあったが、こっちでは日常茶飯事のようで、特に驚くという様子もなく、自家発電を使って何事もなかったかのように店を再開していた。
待つこと約2時間30分、予定より1時間遅れて列車がやってきた。列車のクラスがSleeper(寝台)だったので、落ち着くことができた。6つのベット1グループに分かれており、3段ベットの下側で寝ようとしたのだが、窓ガラスが割れており、すきま風がものすごく寒く寝袋にもぐりこんでも我慢できないほどだった。隣で寝ているインド人の老夫婦も寒さに困っていたので、僕ら3人で持っていた新聞やテープを使ってふさいだ。そうすると、寒さも若干ではあるがマシになったので、セーターなどを着込んで寝袋にもぐってようやく眠りにつくことができた。ジャルガオン駅まで19時間の列車の旅が始まった!次の目的地エローラへ・・・。
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タージマハールの裏側
本当にきれいなお墓だった! |
アーグラ城の城壁です。
写真のバスは典型的なインドのバス
あんなバスに乗ることも! |
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